ビジネスパートナーを選ぼう(2)

前回は 信頼関係がポイントというお話をしましたね。

では 具体的に どのようなことなのかと言うと

自由に好きなことを 言い合える関係

健全にぶつかり合える関係

意識しなくても 同じゴールに向かって一緒に走り続ける関係

と言ったことなのです。

よくあるのが パートナー関係にある 企業の エンジニア同士で 意見を言わずぶつからずに 相手への不満をため込んで パートナー関係が悪化したり パートナー関係が消滅したりするケースです。

お互い本音で ぶつかって 話し合いを行って プロジェクトを進めていけば 両社の相乗効果で 素晴らしい結果が出せるのに 言いたい事を言わないでため込んでしまうことで残念な結果になることも少なくありません。

特に ソフトウエア開発の現場では 昔から 頻繁に発生している問題です。

ソフトウエアは 仕様もプログラムもかたちが見えにくく 独りよがりな 成果物に なりがちです。不具合や納期遅延などが発生した際 責任を押し付け合う光景は よくあるようです。ただ 以前は ソフトウエアエンジニアはコミュニケーションが下手だから度々問題が起きると 言われてましたが どうやらそうではなさそうです。

コミュニケーション手段や仕事のツールが多様化した現在、どんな業務においても 意識のすれ違いや大きな誤解が発生し パートナー関係にヒビが入るといった悩みは 頻繁に聞きます。

LINEやiMessageなどのテキストメッセージ、slackやTeamsのようなチームでの会話を効率化するツール、電子メールなど様々なツールを使って仕事をしてると思います。こう言ったテキストベースの会話だけで業務を 行うと 必ず落とし穴が隠れてます。相手にきちんと伝えたつもりでも 相手にはちゃんと使う伝わってないと言ようなことは皆さんも頻繁に経験されていると思います。

意外とこういった事は日本人やヨーロッパなど人に気を使う国民性の国に多く見られます、英語で表現するとシンプルでストレートな内容でも日本語で表現すると曖昧な結果になってしまうこともよくあります。

そうです、ビジネスパートナー選びに関しては国民性や地方性、も欠かせないのです。

私が感じている日本人のコミニケーションにおける国民性とは以下のように思います。

1 なかなかストレートには表現できず、上品な表現で相手に理解してもらうことを期待する

2 ビジネス契約上何らかの瑕疵や不具合があってもなかなかストレートにペナルティを課すことをしない。言い換えれば「まぁこれぐらいなら大丈夫だろう」と相手側が思うこともある。

3 お客様は神様と言う意識が強く常にお金を支払う側が強い姿勢に出てしまう。支払い関係になくても企業規模が大きい側が強気 あるいは小さい側が 弱気なってしまう。

こう言ったカルチャーや意識が対等な立場でフェアな論議や主張ができなくなる大きな原因と考えられます。

こう言った カルチャーの問題を意識して フェアで オープンな ビジネスを 進めることがビジネスを 成功に導く第一歩です!

次回は どうやってカルチャーの壁を破って ビジネスパートナー選びを やったら良いかを 探ってみます。